私たちがめざすもの

Vision

「若者が希望をもって未来を描くことのできる社会」をつくる

一般社団法人ワカモノート 代表理事 畠中 裕介

一般社団法人ワカモノート 代表理事 畠中 裕介

モノづくり企業の良さを伝えたいのがきっかけ

ワカモノートの活動のきっかけは、2017年に参加した「尼崎ビジネスプランコンペ」にさかのぼります。私自身、モノづくりが好きだったこともあり、地元のモノづくり企業の価値をもっと多くの人に伝えたいという思いがコンペに参加したきっかけでした。

素晴らしい技術を持つ会社や職人の方は多数存在するのに、なぜかそれがうまく伝わっていない…。まず、どの企業にも必要だと感じたのが広報活動でした。それが、ワカモノートの活動の柱ともいえる「ワザカタログ」の制作につながっています。

大学生、高校生の視点・発想を活かすために

企業紹介メディアの構想から活動はスタートしました。モノづくり企業の魅力を一番伝えたかったのが、これから社会人となる学生だったため、大学生参加型での制作を考えました。当初は大学生にアイデアをもらい、プロのクリエイター集団で作り上げるイメージでしたが、大学生に冊子の企画を任せると、私たちには思いつかない発想やアイデアが次々と飛び出し、大学生目線の企業紹介にした方が、今までにない画期的なメディアになると考え、大きく方向転換しました。

大学生と企業を取材する中で、中小企業が採用のターゲットとしているのは大学生ではなく高校生であること、また、高校生が文系と理系の進路を選択するのは1年生の終わりであることを知り、「ワザカタログ」のターゲットを今から進路を決める高校1年生に定めました。

大人と若者の壁を取り払い、互いのメリットを生む

「ワザカタログ」のターゲットとした高校生に、中小企業の課題解決方法を考えてもらうため学校の授業に参加した時、男子高校生から「大人はどれくらい嘘をつくのですか?」という言葉を投げかけられました。とても衝撃的で、企業の魅力向上の前に、大人が若者から信用されることが先なのではないか?と考えるようになりました。

これがきっかけで、単なる若者目線の企業紹介ではなく、「学生と企業がお互いを応援できるプロジェクト」という新たなビジョンを掲げました。高校生はやりたいことを企業から応援してもらい、企業は高校生に自社の広報を応援してもらう。そうすれば、双方のメリットを生み出すことができます。もう一つの重要なピースが大学生インターンです。年齢が近く、意思疎通が図りやすいため、大学生に高校生の伴奏を任せながら、ワカモノートは企業と学校をつなぐ「コーディネーター」の役割を果たす。試行錯誤の結果、ようやくこの形にたどり着きました。

若者が未来を描くために

ワカモノートは、若者が希望をもって未来を描くことができる社会を作るために活動しています。そのためには、若者が自立し、将来の選択肢を探す力を身につけなくてはならず、いわゆる「社会勉強」が必要だと感じることが多くありました。そこから、「ワザカタログ」制作のほかに、高校生・大学生・社会人が交流する場所「放課後cafe」の創設や、若者の進路選択の一助となる「実践型インターンシップ」の活動が自然発生的に生まれてきました。

今後も、さまざまな試みの中で活動内容に変化があるかもしれません。ただ、若者が自立し、未来に希望をもてる社会を実現したいという思いが活動の根源であることは変わりません。ワカモノートの活動が、若者が未来を描くためのヒントになり、同時に中小企業の魅力発信につながると信じて、今後も活動を続けていきます。